東大寺へ行った噺−お水取りを見る
仕事を終え、近鉄奈良の方へ出る予定があり、それが終わったあと、なんかお水取りを見たくなり、東大寺へ向かいました。恥ずかしながら、何年ぶりに訪れたでしょうか。
今日は天気も好かったせいか、人が多かったです。
多くの人は大仏殿の東側から二月堂参詣道を行ってましたが、ここは地元民の意地(?)もあり、東手から北へ向かい、そこから二月堂へ向かいました。この道は、入江さんの写真でも有名なところなので、先日見た写真の影響もあったのかもしれません。
奈良の街の夕景もよかったですね。
二月堂へ着いたのが18時過ぎ。もうお堂へは上がれませんでした。お堂の下には多くの見物の人。ガードマンや警察の人も多く、観覧席のようなものが作られていて、前はこんな風ではなかったなあ、と思いましたが・・・。行ってない証拠ですね。
待つこと約1時間。
やはり、いい景色でした。お松明は19時から約20分で終了。
でも、なんか観光イベント化してしまったというか、伝統行事の「重み」とか「荘厳さ」のようなものが薄れてきているのではないか、という気もします。そんな堅いことばっかり言っててもダメだよ、という意見もあるとは重々わかりますが。
でも、つくづく、奈良の時間は「うつろう」ものでも「流れる」ものでもなく、「積み重なってきたもの」なのだなあと感じました。
今年は、できるだけ奈良の伝統行事や年中行事に出かけてみようと思います。