春のよき日に−春日社和舞・東遊奉納拝観

今日は春日大社へ。

社では例年4月29日に和舞と東遊がご本社と若宮社に奉納される。

この日に行われるのは、かつて昭和天皇が社を訪れた際にご覧になられたことに由来するらしい。

まず、感謝共生の館で国宝殿学芸員の秋田さんによる舞楽等で用いられる装束に関する講演を聞いた後、ご本社そばにある直会殿に移動。そこで舞を鑑賞。

天気もすごく良くて、春日の藤も満開で絶好の日和でした。

ご本社前で約1時間の奉納。

舞楽ですが、ゆったりとした落ち着いた舞。

f:id:p0lf1ly5:20180429212418j:plain

個人的には、和舞の最後に歌われる槲酒歌がとても興味深く、「けふもまた みつのかしはのさかづきを 手にこそならせ あまのやひらで」と歌われているように、かしわの葉をサカヅキに用いるという場面がありました。当時、そうだったのかと思わせる場面で、参考になりました。

 朱塗りの殿舎に、藤の紫、舞を舞う方々の装束からのぞく朱色も映えて、素晴らしかったです。