小雨模様の飛鳥を歩いて・・・

 昨日は久々に飛鳥を歩きました。

 小雨模様でしたが、あまり気にするほどでもなく、助かりました。もう少し早めに止むとは思ったのですが。

 メインは古代寺院をまわるというもの。

 作られた資料には瓦の拓本の山。わりと古めの瓦が出土するお寺を巡るツアー。

 桜井駅から、最初に目指したのは吉備池廃寺。

 Img_0601

 往時の巨大な伽藍が偲ばれます。桜井市は某所を掘るのもいいですが、こちらもなんとかして欲しいと思いましたが。

 

 その後は、安倍寺を経て山田寺へ。

 Img_0602 安倍寺

 Img_0606 山田寺

 山田寺は、雰囲気が好きですね。中心部に派手に説明板とか置かれてないのもいいと思います。

 資料館の軒先をお借りしてお昼を食べさせてもらい、中を見学。

 瓦の棚の前に集合して説明を聞いている光景はなかなか異様な感じがしないでもなかったですが。

 飛鳥寺は失礼ながら大仏さまを見ず。久々に「首塚」も見ました。

 Img_0607

 まだ、畑の中にぽつんと五輪塔があった記憶がのこっていたので、ちょっとびっくり。

 同行のひとの幾人かも驚いておられたようですが。

 このあとは川原寺。

 Img_0610

 お寺の前に食事系のノボリがなびいていたのは少し景観からして残念なように思いましたが、これも致し方ないことなのでしょうか。

 菖蒲池古墳などみて、最後は軽寺跡。こういう機会でもないとなかなか足を向けない場所。ホントはいけないことなのでしょうが。

 昨年だったか、母親が飛鳥を二十年ぶりくらいに高校時代以来の友人の方々と回ったけど、以前の面影が失われていて幻滅したという意味の話をしていた。思い出を返してほしいわ、みたいなことも言っていた。

 訪れる人も増え、変わらざるを得ない面があるのは仕方のない事だと思う反面、何を保護し、構成に伝えていくのかをしっかり考えないと、実は・・・ということになることを恐れます。

 難しい問題だと思うのですが、よくよく考えていきたいと思います。