徒然草から・・・

 昨日、散髪にいきました。
 パーマなるものをあてる時は、店が混んでると待ち時間を含めて3時間くらいかかる時があります。雑誌をみてても面白くないので、いつも新書か文庫本を持って行きます。
 そこで、昨日改めて自分の本棚を眺めてみると、現代の作家の小説類が殆どないことに改めて気づきました。買っていても、ノンフィクションかエッセーもの。読んだら面白いものもあるのでしょうが、あまり読もうという気になりません。
 今回は『徒然草』をもって行きました。

 第13段
「ひとり、燈のもとに文をひろげて、見ぬ世の人を友とするぞ、こよのう慰むわざなる。文は、文選のあはれなる巻々、白氏文集、老子のことば、南華の篇。この国の博士どもの書けるものも、いにしへのは、あはれなること多かり。」

 到底、法師と自らを比べるほどのものではありませんが、なるほどそう思うときもあるなあ、という一文に出会いました。
 古典の愉しみはこういうところにもあるのですね。