手帖

 久々に森本六爾の「手帖(一)」を読んだ。

 「個性の考古学の方法はlitteratureに相当するものといいたいのである。しかしここにあってはlitteratureであるが故にScienceでないというのではない。Scienceを超えてきたlitterature、そしてまた其故に、それはまことの人間学でありたいと考えるのである」という文章が少しわかるようになった気がします。

 大学時代に先生に教わったのも、そういうことだったように思う。