大明神、がループしている−東大寺お水取り
14日は東大寺二月堂の「不退の行法」、お水取りを拝見しました。
最終日ということもあり、大勢の方が来られてました。
今回は縁があって、お松明終了後、堂内で行を拝見することができました。
五体投地の音、声明の声、神明帳の「大明神」のリズム、だったんの踏む足の音、どれもすばらしかった。
だったんの踏む行為は折口信夫のいう「へんばい」というものかと思ったり。
今も頭の中を「大明神」のリズムがループしている。
こういうものは形に残らないので、古代の歴史を考える際、形に残っていないものを考えに入れておかないと、精神とか大事な要素がかけるなあと思ってしまう。
いろいろ考えるきっかけにもなった貴重な体験をさせていただきました。