ミュシャ展−スラブ叙事詩−
先ごろ、現在国立新美術館で開かれているミュシャ展を見てきました。
すごい人気とは聞いていましたが、平日でもやはり人ではすごく、入場までに40分待ち。
それでも、入った途端のスラブ叙事詩に圧倒されました。
スラブの歴史に詳しくないのでどれほど絵の内容が理解できたのか心許ないですが、絵の内容と筆の力は十分に感じることができました。
写真が撮れる部屋があったのにも驚き。
「ロシアの農奴制廃止」とタイトルに合った絵が興味をそそられました。
女性の目の鋭さ。農奴解放後、これからどうなっていくのかという不安な心境がこれだけでわかるような感じ。ドストエフスキイの小説を幾つか読んだことがありますが、その頃のロシアの雰囲気はこの表情が物語っている、というように思えます。
チェコは好きな一曲である「モルダウ」の作曲家スメタナが生まれた国でもありますし、ユベントスでも活躍したネドベドの国でもあります。
チェコの歴史も読んでみたく思います。