奈良の遺産雑感

 先日、安堵町にある富本憲吉記念館へ行った時、館長さんにお話を伺った時にもおもったのですが。

 以前はこの館で展示されていた富本の陶芸作品は、京都の某大学へ行くことになったとのこと。

 地元に置いておくことができなかったんだなあと・・・。

 郡山に住んでいた水木要太郎の資料も一部は奈良に残りましたが、多くは千葉の歴民博へいってますね。

 古代に偏っているといわれる奈良の弊害なのでしょうか。

 総合博物館がないことも理由の一つかもしれないと思いました。

 地元の貴重な財産は、やはり地元にあった方がいいと思うのですが。

 確かに管理面とか、活用されないと、ということはあるのですが、特に近世・近代の奈良ってあまり顧みられていないように思ってしまいます。