柳沢文庫−「明治30年代〜大正期の平城宮跡保存運動」をみる。

 久々に郡山城内にある柳沢文庫にでかけました。

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 ここにもせんと君がいて、ちょっとびっくり。

 まあ、展示が展示だけに、いいのかもしれない。

 今回の企画展は、「明治30年代〜大正期の平城宮跡保存運動」。

 今回はじめて目にする資料も多く、なかなか見応えがありました。特に、絵図の類が興味深かったですね。これらが載った図録があれば嬉しかったのですが、所蔵先とのこともあるでしょうし、難しかったのかなあ。

 関野貞の研究や、地元の保存運動の関わり、当時の保護行政の様子なども窺うことができました。

 今から100年前にも遷都祭のようなことが行なわれたようですが、1300年にあたる今回もこういう先人の活動のことを振り返るのは大事なことだと思います。今年のイベントにこういったことが取り上げられているのかどうかは知りませんが、いろんなイベントや展示もいいですが、温故知新、も大事だと思った今日でした。