春日若宮おん祭−遷幸の儀・還幸の儀

 かねてからの計画通りまずは「遷幸の儀」を見に行ってきました。

 16日の夜、10時半頃家をでて春日大社へ。

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 若宮をお迎えするお旅所

二の鳥居前に着いたのが11時0分頃でしたが、すでにかなりの行列。昼間の天気を考えると、どうなることかと思いましたが、風も止んで、そこそこ穏やかな天気。空は満点に近い星空。良いお天気でよかったです。

 11時40分には周囲は消灯。真っ暗になるとともに、参列者の私語もほとんどなく、張り詰めた空気がただよってきました。

 11時50分頃、神官の方々が若宮へ向かっていくのがみえました。暫くすると、笛の音が聞こえ、「ヲー」という声、お松明の明かりが近づいてきて、目の前を若宮がとおりすぎていかれました。自然と頭が下がり、「厳か」という言葉がぴったりの余り感じたことのない感覚でした。大峰の戸開けにも行きましたが、まったく異なる感覚を覚えました。列の後ろに並び従い、お旅所まで。

 暁祭のはじまりです。1時ごろから朝の御饌をお供えし、神楽が奉納されました。

 それにしても、楽所の方方、寒そうだったなあ。火鉢が置いてあったようだけど。

 

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 昨晩は還幸の儀。

 上の者から遷幸の儀に行ったのなら、還幸の儀にも行かんとな、と・・・。

 職場の忘年会が終わった後、お旅所へ。お旅所祭が行われていました。

 

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 「貴徳」かな?。

 11時頃、再び灯りが消され、若宮がお還りに。

 またまた行列にくっついていき、若宮社へ。お迎えの太鼓がなり、無事もどられて、神楽の奉納。

 お祭りも無事終了し、若宮社へお詣りさせていただく。

 非常に興味深い体験でした。

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 かえり、お旅所の前を通ると、既に片付けがはじまっていました。

 これで奈良もお正月を迎える準備、ということですかね。