大峰山寺戸開け式に行く

 昨日から参加している講で、大峰山の戸開け式に行ってきました。
 大峰山には何度か登っていますが、戸開け式は初めてです。今年は奈良の年中行事をできるだけ見ようと思っているので、いい機会でもあり、日頃の運動不足の解消を兼ねて「修行」をしてきました。

 このシーズンに行くのは久しぶりで、天気がよく、夏よりは木々の葉も少ないせいか見晴らしもよかったです。

 

P5020242 洞辻から宿坊を望む

 健脚の某研究所のIさん、Oさんを先頭に、行場をこなしました。今回は洞辻から先は先達さんをお願いし、行場で歌讃もしました。

 

P5020245 鐘掛の行場

P5020253 新客のN君の西の覗

 

 宿坊へ着いて一休みしたら、上司の一言で裏行場へ行くことに。先達さんも今年初めてで、雪も残っているとのこと。何年かぶりに裏行をしました。普通は5月中旬くらいから裏行場をするらしいのですが・・・。5人くらいで行きましたが、みんながみんな最後の平等岩はやはり迫力満点とのことでした。

P5020261 雪の残る裏行場

P5020268 最後の難関 平等岩

裏行を行い、本堂へ。

P5020269 戸開け前の本堂

宿坊に戻り、5時半ごろ夕食をいただき、何もすることがなく6時半には床につきました。そして今朝は2時(!)起床。直ぐに身支度を整え、本堂の方へ。鍵渡し式を見学。提灯の明かりの中で行われる式は厳粛で、お経を唱える姿は一種のトランス状態になるような感覚がありました。

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 鍵渡し式を見て暫くすると本堂の扉が開けられ、押すな押すな声の中、内陣へ入り、2度読経。その後、小篠の宿へ向かいました。
 帰りは、吉野方面への道をとり、一部の健脚は吉野まで、私たちは五番関に下山し、お風呂とお昼をいただきました。

 早朝からで、眠くはありましたが、いい体験をさせていただきました。