上司との雑談から・・・、と地図つくり。

 現場も1本目の発掘区の調査が終了し、あとは拡張区を残すのみとなりました。
 なんとか、後半の連休は落ち着いて迎えられそうです。

 ちょっとほっとして夜残って仕事をしていると、職場の上役がやってきて、他の現場で出ているちょっと珍しい舶来遺物に関して話をする。そのうち、話が意外というか、いつものことというか、全然違う方向に行き、昨年度から実施しているセンターのサポーター養成講座の話から、「プロ」、「アマ」の話へ・・・。

 確かに、一つの学問分野の人間が行政やその関連団体にこんなに大勢いてるのは珍しいと思う(埋文行政と考古学の問題はおいておくとして)。
 それで役所の私見をパスして、一応その専門家と認めてもらって仕事をして、お給金をいただいているのだから、「プロ」といえるのでしょう。

 他の分野を考えると、例えば、化石を見つける人、新たな星を発見する人なんかのニュースは圧倒的に「アマチュア○○学」の人が目につく。昔は考古学もそうだったかもしれないですが。今だって阻害している訳ではないと思うんだけど。
 それでも、一般の人がこの遺物を見せてくれと来られても、対応できるかは無理な用に思う。でも、その道の人なら、わざわざ出してきてでも見てもらうことは多々ある。私たちの感覚では普通のことかもしれないけれど、市民の人が同じ場にいるとどう思うかな、と考えてしまう。特にこの県は2大巨頭があることもあってか、その傾向が強いのではないかと思う。資格制度もいいけれど、こちらが市民をサポートするようなことも、今後は考えていかないといけないのではと思ったりもした1時間ちょっとの雑談でした。

 興味深い話ではありましたが、おかげでやりたかった仕事が遅れたこともまた事実で・・・。
 その後で、職場のデータも利用して、なんとか作れた条坊図。

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