歩く連休−春日奥山から(1日目)

 昨日、土曜日。
 とある「仕事」をするために、早起き。といっても7時前。
 テレビをつけると「○ざまし土曜日」。
 タイミングかいいのか、悪いのか、紅葉情報。
 「上高地、見頃」との情報を聴いて、いてもたってもいられず、今日出かけよう、とツレに告げて、用意をしておくように言いつけて、「仕事」へ。

 先日、上司Mから「土曜日、あいてる?」との話に、空いてますけど、と答えたら、「とある団体の春日山を歩く会の説明役が1人足りないので」とのことで、その役目を仰せつかり、その役目を果たしに、奈良へ向かいました。

 その団体さんは、東海・関東地方から奈良に来られた約100名程の方々で、2班にわかれて、滝坂道から春日奥山を巡り、若草山山頂へというツアーに参加の方たち。1班を上司が、もう1班を私が受け持たせていただいての山歩き。
 

 夕日観音や朝日観音といった石仏群、高山の水船春日山石窟、鶯の滝、若草山を半日かけて歩き、ところどころでその見所の解説をするという役をさせていただきました。この辺りを歩くのはそんなに苦もないことですが、普段あまり接することのない石仏などの解説をすることとなり、日頃の不勉強とともに、えらい役を簡単にひきうけたことを反省。でも、10年ぶりくらいに訪れる場所もあり、こういう機会でもないと、なかなか足が向かないので、いいきっかけを与えていただきました。まあ、僕のようなものに説明をされた方の方々は不幸だったでしょうが。

 新幹線で、日帰りで来られた方も大勢おられ、みなさん奈良が好きだと仰って下さいました。「今月でも2回目で、正倉院展を見にまた来ます」という方も。毎日暮らしていると分かりませんが、やはりそういうところに暮らし、仕事をしているんだなあと改めて考えさせられました。身近にありすぎて感覚が麻痺しているのでしょうか。これまた反省です。
 久しぶりに登った若草山の山頂から奈良の町を眺めながら、そんなことをおもったりしました。

 

Pa110091 山頂からの鹿と御笠山。

楽しい約10キロの道のりでした。

そして、

6時に帰宅。素早く用意をして、6時半にツレにあきれられながら信州にむけて愛車B4のエンジンを吹かしました。そう、バカなのです。