奈良の朝

 よくいわれていることですが、今頃の奈良の朝は早く、寒い。こんな日は彩華ラーメンを食べてあたたまりたい。
 最近、この朝早いってことを観光のウリにしようという話を耳にした。確かに朝早い奈良公園はいいと思う。大学時代の同級生や後輩から「奈良はいい」とよくいわれる。知り合いの女性旅行作家は、観光大使みたいなことをやっていて、奈良に関する本まで出版してしまった。長く住んでると慣れて、良さがわからなくなっているのかな。でも思えば、今、寺院の塔にかかわる小さな展覧会の仕事をしているけど、薬師寺の東塔が今でも残って建っているというのは奇跡的なような気もする。やっぱり世界に誇っていいのかと思う。

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 最近「科学的」って言葉に弱い。本屋でこの言葉をみかけると敏感に反応してしまう。最近松井先生と南伸坊さんが書いた本もよんだけど。そういえば「論理的」って言葉にも弱い気がする・・・。
「科学的」って何だ! (ちくまプリマー新書 66)「科学的」って何だ! (ちくまプリマー新書 66)
価格:¥ 798(税込)
発売日:2007-09

 日々の仕事には「学」ってことばが使われてるけど、自分は「学」してないなあ、って感じ。考えて行動するとか、考えながら行動するってことがどうもできない。やってから、アって気づくことばっかり。同なじミスも多いし。まあ、ぼちぼちやっていきます。この文章も「科学的」ってことから程遠そう。

 東野先生の『遣唐使』は期待に違わず面白い。

 今日は四代目円遊師匠の「松竹梅」を聴く。このお師匠さんはどの噺を聴いても「まくら」はほぼ同なじ。でも笑えるところがいい。小円遊さんも生きていれば今頃は円遊を襲名していたのかな(小円遊さんを知ってる人も少なくなっただろうな)。

 明日は祝日だけど出勤。展覧会を臨時でオープン。ポスター等では休館日にしてるだけに、何人くらい来てくれはるやろか?。