本の噺

ニコライ堂のニコライ師

岩波新書の一冊が欲しくて、本屋へ行って新書の棚を見ていたら、同じ岩波新書の中に『宣教師ニコライと明治日本』という本が目にとまって、中を見るとあの神田のニコライ堂のニコライ師のことが書かれていた本でしたので、購入しました。 先日訪れたニコライ…

訓読みのはなし

本居宣長が『古事記』をどう読んだのかということにひかれて、笹原宏之著『訓読みのはなし』を読み始めました。 古代からの漢字と大和言葉の関わりなどが記されており、読み始めたばかりですが、なかなか面白いです。

河合隼雄と小林秀雄

『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』を読みました。 超自然的なもの、合理的解釈だけでは理解できないものに対する河合隼雄さんの捉え方が小林秀雄というか、小林秀雄が書いた本居宣長に通じるものを感じました。 なかなか面白い本でした。

小林秀雄が気になる

最近読んだ茂木健一郎、梅田望夫、池田晶子各氏の本に共通して、「小林秀雄」がでてきた。 特に「信ずることと考えること」という講演が気にかかり、テープを手に入れて聴いてみた。ぶっとんだ。志ん生に声が似ていると思ったこともだけど、やっぱり声と内容…

雨でお休み

今日は雨。ということで、現場をとめる。 遺構の少なさが気になっていて、現場の近くで過去にN文研さんが調査されているのだが、概報に遺構面の標高が載ってないので、問い合わせて聞いてみる。 S室長さんが電話に出て下さり、図面コピーするから、取りにお…

やってもうた

最近自伝を何冊か読んだ。 柳田国男『故郷七十年』、阿部謹也『自分の中に歴史を読む』、坪井清足『考古ボーイの70年』。どれも面白く読んだ。 でも、次に読もうとしてるのがカール・ポパー『果てしなき探求』。 進む方向を間違えたような・・・。 やって…

行き先

今月読んだ本の進み方。 竹内薫から茂木健一郎へ、茂木から小林秀雄へ、小林から柳田国男へ。 私はどこへ向かっているのでしょうか?。

日本語化

外山滋比古『思考の整理学』を読み続けてます。 見出しに、「アナロジー」、「メタ」という言葉がでてきます。 最近、考古学の論文のなかでもよくみかけます。でも、読んでる時によく意味を思い出せませんでした。 勉強不足といわれれば、それまでですが・・…

偶然それとも・・・

最近、 (1)茂木健一郎著『ひらめき脳』(新潮新書・2006) (2)毎日新聞科学環境部『理系白書』(講談社文庫・2006) (3)外山滋比古『思考の整理学』(ちくま文庫・1986) を以上の順番で読みました。いずれも、書評などで話題になった(なっている…