大豆のお粥−春日担茶屋2月
春日さんの担茶屋のお粥12ヶ月チャレンジ。
2月のお粥は大豆。
今月も美味しくいただきました。
落語と奈良
昨日は京都府民ホールアルティにての柳家喬太郎独演会を聴きに。
相変わらずの、というか、喬太郎ワールドを堪能しました。
トリのネタは出だしをきいたところで抜け雀かと思ったけど、マクラからすれば違っていて当然で、途中でガヴァドンが登場し、終わってみれば抜けガヴァドン。流石という感じ。
だからというわけではありませんが、今日は春日さんに行く機会があったので、落語に関わる話題をひとつ。上方落語の中にはそう多くはありませんが、奈良が舞台となっている噺もあります。よく知られているのは「鹿政談」。この度のご造替の奉祝落語会でも捧げられた噺。
これに登場するお奉行様は根岸肥前守と曲淵甲斐守。米朝師匠の音源にもこの両方のものがあります。一度、リクエストに応じて幕末の川路聖謨で演られたことがあるという記事を読んだことがありますが。
春日さんにはこの根岸肥前守のために捧げられた灯籠があります。
鹿苑に近い場所で、台のところに「寧楽町中」とあり、灯身に「武運長久」とあるので、離任の際に町の人が寄進したもののようです。
灯籠が捧げられるくらい、落語に出てくるように名奉行だったのでしょうか。
節分
2月3日(金)は節分。
奈良でもいろいろな伝統行事がありますが、奈良市では春日さんの万灯籠と興福寺の鬼追いがよく知られている行事だと思います。
春日社の万灯籠神事は本来は雨乞い祈願のために行われるものだそうですが、この「萬燈籠」という言葉は春日社に残る記録では元禄の頃には使われていたそうです。
石灯籠、吊灯籠合わせてその数が約三千基とも言われますが、明治維新までは灯明田堵して千二百五十石の知行が与えられ、灯籠奉行が置かれていたとのこと。
すべての灯籠に灯をともすのは臨時的にも行われていたようですが、節分に万灯籠が行われるようになったのは明治二十一年からだそうです。
私も献灯させていただきました。
そして興福寺の鬼追い。薬師如来をご本尊とする東金堂で薬師悔過法要があり、そのあと鬼追いの儀式が行われます。法隆寺でも鬼追いが行われていますが、こちらは鬼が一匹づつ出てくるのに対して、興福寺では鬼が一斉に出てくるという違いがあります。
なかなか盛大な人手で、マイクによる解説などもあって、昔からあんな解説があったかどうかは記憶にないですが、賑わってましたね。
春日、興福寺とも一本道なので、見るには絶好です。
もう月末やんか
しばらく書いてなかったなあと思いつつ、書けなくて、昨年末何日か書いたけど、今年に入って書こう書こうとおもっていたのにもう月末。なんだかなあという感じ。
先日は春日さんへ。今年も神社巡りをしたいなあと思います。
春日さんでは荷茶屋でお粥をいただきました。
お正月は七草粥。白味噌と鰹のお出汁とのことでしたが、白味噌はほのかにという感じでそれほど強くなく、塩加減もよくて美味しくいただきました。お粥さんは毎月変わり、12ヶ月食べてスタンプをためると最終月は無料になるとのこと。今年はチャレンジしてみようとカードをもらいました。
昨年は毎月、多いときには月に3度ほど行かせていただいた春日さん。
今年は何度いけるかな。
現在東京国立博物館で行われている春日大社展にも行かなければと思っていますが。
それにしても海外の方が増えたなあと思います。これから旧正月の休暇も始まるようだし、さらに増えるのでしょうか。こっちが海外に行ってる気分になります。
ということで、春日さんネタでした。
談春の芝浜
今日はフェスティバルホールでの談春師の芝浜を聴いて来ました。
一席目は五貫裁き。志の輔師で何度か聴いたことがあるけど、一席目ということもあってか、ちょっと軽めにやったのかなあという印象を持ちました。志の輔師とは違って、最後は大岡裁きの一席、という終わり方でした。
芝浜。昨年も聴きました。昨年は12月27日だった。もうあれから1年経つのか、という感じ。すごく丁寧に夫婦の会話が描かれた一席。ただ、僕には夢だと言い聞かせる場面が少し長く感じました。あそこがないとサゲのところの重みがなくなるとは思うし、トリの一席だから長講ということもあるのだとは思うのだけれど。でも、笑いの場面も多く、いい芝浜だったと思う。